梅雨の合間に見える太陽の日差しは日に日に強くなってきています。
影のない屋上の巣から飛び立つ梅ぱち達も夏バテしないように、巣箱にも日よけを設置しました。
私達が思わず日陰や屋内に逃げ込んでしまうような日差しの中、梅ぱち達は飛び回り、貴重な蜜を集めてきています。
6月に入ってから、徐々に梅ぱち達の蜜源は街路樹などになってきます。
私たちが身近に見かけるのが、道路脇の街路樹として植えられているアベリアです。
アベリアは5月頃から花をつけ、10月頃まで咲き続けるため、梅ぱち達にとって貴重な蜜源になっています。
ただ、私たちが目に入る花というのは、自分の目線の高さから探してしまいがちですが、梅ぱち達は違います。
梅ぱち達は、常に太陽から放たれる光から自分達の位置を図り、空からまず花の場所を認識し、蜜源を探します。
私たちが知っている街路樹は低木層のものが多いですが、梅ぱち達は私達が見上げないとわからないような背の高い木々の花蜜の方が目につきやすいのです。
梅ぱち達を探す時には、低い場所だけでなく、空を見上げてみるのもいいかもしれません。
とは言っても、目のつきやすい低木のアベリアでも、面白い姿で採蜜している梅ぱち達を見つけることができるのですが。
花だけを見て、一生懸命に蜜を吸う梅ぱち達の姿にはいつも感心させられます。