都会のど真ん中の梅田でも、雪が舞うのを目にする日もでてきました。
うめぱち達もすっかり巣箱の中にこもりきりの状態が続いています。
うめぱち達の活動がさかんな時期には、私たちは週2回、巣箱の状態を確認する内検をおこなっていましたが、
現在は週1回にして、越冬用の蜜が足りているかなどの確認を行なっています。
私たちがいつも内検の時に着ている白のつなぎはオールシーズン同じもので、夏は暑く、
冬は寒いという状況ですが、うめぱち達にストレスを与えないためにも白いつなぎでがんばって作業を行なっています。
ただ、寒さが厳しいこの時期に内検を行なうとちょっとした特典が。
寒いのにごめんねと思いつつ巣箱の蓋をあけ、うめぱち達に手を近づけると・・・
「あったかい・・・☆」
天然カイロともいえるほのかな温もりに出会えるのです。
巣の中で、うめぱち達は一箇所に密集して円を作り温めあっているのです。これを
蜂球といいます。
人間でいうと“おしくらまんじゅう”のような状態です。ミツバチはこのように自分
達の力で巣の中の温度を常に34度に保っているのです。
夏場は水打ちを行なって羽をふるわせ冷風を送り、冬場は身を寄せ合ってぬくもり
を共有しあう、このうめぱち達の生活の知恵を眺めつつ、また来シーズンも元気に
飛び回ってほしいと切に願っています。
<おまけ>
いつもは女王蜂の周りに働きバチたちはたくさん集まっています。
この中で女王蜂がどこにいるか探してみましょう!