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ミツバチの雄(オス)のお話

大忙しだった2015年度の採蜜シーズンも終了し、秋がやってきました。
秋になると、オスバチはだんだんいなくなるって知ってました?

オスバチは、集団全体の1割と数が少なく、女王蜂と交尾する役割だけに存在しています。
普段は全く働かず、巣の中をウロウロして、たたご飯を食べるだけ。
しかも、オスバチは働きバチの3倍量のご飯を食べるんです!
運良く女王蜂と交尾できるのは10ぴき程度。ただ、交尾の途中でオスバチは
死んでしまいます。

交尾できなかったオスバチも食料の少ない冬に備え、本来秋になるとメスバチ
(働きバチ)に家から追い出されて、これまた死んでしまうのですが…
都会の環境は郊外に比べて暖かく、食料がまだたくさんあるため秋になっても
茶屋町と四天王寺の養蜂場では、まだまだオスバチがたくさん家にいます。

ミツバチのオス

写真の丸印の、少し体と目が大きいのがオスバチです。
さてさて、仕事もせずにいつまで家に居させてもらえるか…
「働かざるもの生きるべからず」がミツバチの世界なんですね。

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